人見知りはやめる
花屋さんに行くと、たくさんの花があるのでどれにしようか結構悩みます。
直感で決めるのも良いけど、せっかくなので花のことも知りたいし、お店の方が話しかけてくれるのはとても嬉しいです。
普段店員さんに話しかけられるのは苦手で、まだまだぎこちない会話になってしまうけれど、勇気を出して話してみたら
「くたっとしてきたら、茎を少し切ると良いですよ」
と長持ちする方法を教えてくれて嬉しかったです。
購入した花の名前を聞きそびれてしまったときも、他にお客さんがいたので躊躇ったけど引き返したら笑顔で教えてくれました。
慣れてない場所に行くとき、うまくコミュニケーションを取れるか不安で億劫になることが多いのですが、傷つくことを恐れて踏み入ることもしないのは、もしかしたら優しい気持ちや温かい気持ちになったりする機会も失ってるのかもしれないと思いました。
そして最近読んだ、星野源さんのエッセイ「いのちの車窓から」の人見知りの話にすごく共感し、人見知りだと自分で言うのはやめようと思ったところでした。
本を読んで私が思ったことは
「人見知り」という言葉に逃げていたなということでした。
コミュニケーションに失敗することばかり恐れて、失敗して成長する努力を怠っていました。
「自分はコミュニケーションを取る努力をしない人間なので、そちらで気を使ってください」と恐ろしく恥ずかしい宣言していることと同じだと思った。
という言葉になんだかハッとさせられました。
もちろん本当にコミュニケーションが苦手な方もいると思いますが、
私は人が好きなのに、いつの間にか慣れ親しんだ環境に満足して、それでも良いのだけれど、新たなことに臆病になったり傷つくことばかり恐れるようになっていたなと思いました。
いろんな人と接することを楽しみたいし、自分を人見知りだと言うのはやめようと決めました。