父
今週のお題「お父さん」
私の父はどこへ行っても「自由な人ですね〜」と言われるような人だ。
ほとんどの人にタメ口だし馴れ馴れしい。デリカシーはないしオブラートに包むということをたぶん知らない。
影でこそこそ言ったりしないのは良いけど、そのせいで職場で何度か揉めている。
酒癖は悪いしギャンブルはするしタバコも吸う。
私が幼い頃、父のタバコを食べてしまったことがあるらしいけど、それでも吸っている(しばらくはやめたらしい)
酔っ払って道端で寝てたこともある。
まぁ悪口はここまでにして笑
とにかく父は世間体というものを全く気にしていない。
祖母が世間体ばかり気にする人だったらしく、反面教師になったのではないかと思うけど、それにしてもすごい。
そして父の祖母に対する風当たりは強い。
私が祖母に優しくしてたら、◯◯はおばあちゃんに優しいなぁと言ってくるけど、私は何もされてないので当たり前だし、風当たり強くする理由もない。
そうやって自分は自分っていう判断を迷いなくできるのは小さい頃から父を見てきたからかもしれない。
40歳でピアスを開けた父
ボートで勝ったらお年玉をくれる父
母が居ないと何もできない父
そんな父だけど、幼い頃に父親を病気で亡くし、若い頃に友人を事故で亡くしている。
父の部屋には物心ついた頃から男の人の写真が飾ってあって、それが亡くなった友人であることをいつのまにか知っていた。
子供の頃、祖父のお墓参りの帰りには必ずその人のお墓に寄って、車で父を待っていた。
父はその人の名前を弟につけた。
そして妹はその人の命日に生まれたらしい。
最後は不思議な話になったけど
老後は2人で老人ホームに入るから、地元には帰ってこなくて良いと言ってくれる頼もしい両親である。