なくしたものたちの国
石田ゆり子さんのエッセイで紹介されてて、読んだ本。
なくしたもの、いつのまにかなくなってたもの、物だけじゃなくて人や気持ちとかも全部、なくなったんじゃなくて、そういうものたちが集まるところに移動しただけなんじゃないかなっていうお話。
山羊と話せたり昔飼ってた猫の生まれ変わりに会ったり生き霊になったり、不思議だけれど引き込まれていろいろ想像して泣けました。
最後は、もう思い出せなくても感覚が覚えてるのかなっていうか、忘れることは怖いことじゃないのかなと思えました。
私の脳は忙しくわざわざ思い出さなくて良いことを思い出したりします。何故だかわからないけれど、忘れたくないような忘れてはいけないような気がしてしまうのかもしれません。
でも、忘れてもなくなるわけじゃなくて、どこかに移動して存在しているなら大丈夫なのかなぁと思えました。少しずつよくわからない習慣はやめたいです。